旧それなりブログの跡地、画像やスタイルやJSなどが壊れてることがあります。

転職は人材紹介会社経由でなく自力でやるべし

2010年2月10日

Webエンジニアの転職に関して、
興味のある話を聞いたので、紹介しときます。

結論から先に ↓
(1) 転職活動は、人材紹介会社に丸投げしないで、
(2) 基本的には自力で探すこと
 (例、企業サイトから直接申し込む、Find Job! などのWebサービスで探す、など)
(3) 平行できるならやってもいい

以下はその理由をつらつらと記述します。

年収の○%が紹介会社の収入

人材紹介会社もビジネスなので、どこからかお金を稼ぎます。
で、どこからかというと、紹介料という形で、
就職が決まった先の会社から貰っています。

例えば、料率30%の紹介会社を通して、
あるエンジニア(年収400万円)が転職を決めたとすると、

 400万円 x 30% = 120万円

が、転職先企業から紹介会社へ支払われるような感じです。

料率は、30%・15% や、
固定額で100万・50万・30万 など色々ありますが、
ある程度のレベルのWebエンジニア中途採用だと、30%が多いようです(かなり未確認情報)

会社が払ってくれるんだから、いいんじゃないの?

希望の会社に就職できれば問題ありませんが、
例えば、こんな結果になることが多々有ります。

紹介会社を通すと:
→ 希望のA会社に就職できなかった・・・。

紹介会社を通さなかったら:
→ 希望のA会社に就職できた

なぜかというと、
紹介会社を経由した場合、先に述べたように紹介料が掛かるので、
会社側の採用基準も厳しくなるからです。

どの位厳しくなるの?

この点は、会社側の規模・財務状況や給与体系によっても異なりますので、
ひとことではいえません。(てか、自分はそこまで踏み込むとわからない)

が、ある程度はわかる例として、
あなたがもし採用担当者で
同程度の能力と判定された下記2名どちらかを採用する
という状況を想像してください。

Aさん:
年収=500万円、紹介料=不要

Bさん:
年収=400万円、紹介料=120万円

さあ、どちらを採用しますか?

即出てしまう120万円(特に、半年とかで辞められると超イタい)と、
将来に渡って掛かる年収の差(年収=職位だと、そもそもポストが少なかったり)、
このコスト・リスクの判断は難しく、結論はそうそう出ないと思います。

ただ一点、もしBさんが紹介会社を経由していなかったら、圧倒的に勝っていた
というのが、ここのポイントとなります。

会社側も、「いい人ならお金は気にしないよ」と言いたいでしょうが、
にしても、100万クラスの出費は、無視できない事情だと思います。

Webエンジニアが転職で紹介会社を使うメリット

一般的に、紹介会社経由のメリットは以下だと思いますが、
a) 勝手に会社を探してくれる
b) 募集してない会社への紹介をしてくれる
c) 色々アドバイスを貰える

その辺を踏まえて、
・Webエンジニア
・転職で中途採用枠(即戦力であることを期待されている)
の場合は、あんまり無いと思います。

a) は、特に転職の人は自分で判定したいだろうし、
b) は、スキルや仕事振りは自信あるのに、
 その会社が紹介経由じゃないと面接もしてくれない!?
 なんてことあるのかなぁ・・・考えにくいです。
c) これは、何度かはアドバイスをもらえるといいかも

また、一応言っておくと、紹介経由だからといって、
判定に+になったりはしません。(多分・・・聞いた範囲では)

自分で探すのと平行して行える場合は良いですけど、
 (「紹介経由で落ちると、後で受け直せない」というリスクはあるかも?不明)
紹介会社一本に絞るのは、ヤメた方が良いです。

なお、他の職種だったり、業界だったり、新卒枠だったりの場合は、
この限りではないと思います。

以上

参考になりましたら幸いです。

違う視点をお持ちの方がいましたら、
匿名でもいいので、コメントいただけるとうれしいです。

蛇足

※何故、人材紹介・マッチング系の会社やサービスが
たくさんあるのかと思ってたら、単にメチャクチャ金になるからなんすね。

※Find Job! にリンクを貼ってますが、別に関係者ではありません。
ただ、Webサービスとしてはいいものだと思ってはいます。
・・・見直してみると、良く出来たPR記事みたいだったので、一応お断りを。