旧それなりブログの跡地、画像やスタイルやJSなどが壊れてることがあります。

「ハッカーと画家」

2009年10月9日

遅ればせながら、こういう「名著」の類も読んでみようかなと、
とりあえずは、会社の棚にあった「ハッカーと画家」を読みました。

内容は特に「プログラマや技術者向け」ではなく、
「冨」(*1) というものについての考察と、
エンジニアリングを通して、それを生産することについての考察・経験談という感じです。

表現としては、エンジニア用語やネタが多く使われていますが、
内容はどっちかというと、ビジネス書に近いものがあります。
知らないけど、経済史とかで勉強するようなコトな気もします。

「Microsoftをdisりすぎ」「Lispマンセーしすぎ」などなど、
ややアンバランスな姿勢が気になったりもしましたが、
文章も良く、まずは読み物として面白いので、良い本だと思いました。

「IT業界に居るけど、エンジニアじゃない」方も、守備範囲だと思われます。

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

後は、「デスマーチ」「人月の神話」とか?
他に何かあったっけか・・・?

(*1)
「冨」=「お金」ではなく、
別の表現で「幸福」「付加価値」「社会的利益」「効用」「最高にCool」などと称される概念のことを指しています。
例えば、「冨」と「金」の違いについては、「『冨』を交換するために抽象化したものが『金』である」という記述をしています。